機械巨人 VS悪男

正男たちがデザット砂漠を越えようとしているところ
正男
正男
「おっ。
 もうそろそろこの砂漠を越えられそうだぜ!?」
浩二
浩二
「一時はどうなることかと思ったけど…やっと砂漠を抜けられそうだね。」
キノヒオ
キノヒオ
「そろそろクッバ城付近の草原が見えてきましたよ…!」
カルラ
カルラ
「よーし!このまま突き抜けていくわよ~!」
正男たちはこのまま順調にクッバ城に行くことができると思っていた。
だがそんな期待もある男によって打ち砕かれようとしていた。
???
そうは問屋が卸さないぜ!
浩二
浩二
(ん?)
キノヒオ
キノヒオ
(この聞き覚えのある声は…)
カルラ
カルラ
(もしかして…)
正男
正男
(悪男‥‥‥?)
悪男
悪男
「その通り!大正解だ!」
正男
正男
「うわっ‥‥‥
 悪男…いつのまにいたんだ!
悪男
悪男
ふははははは!
 気づかないお前らが馬鹿なんだよ!
 もしお前らが俺の仕掛けた罠を越えてきたときのために待ち伏せしていたのだ!!!」
正男
正男
「罠?ていうか罠らしい罠なんて落とし穴ぐらいしかなかったような…」
浩二
浩二
「罠にしてはしょぼかったよね。」
悪男
悪男
うるせー!そんなことはどうでもいい!
 こうしてムダ口叩いてられるのも今のうちだぞ…
 クッバ様のためにもお前らの旅はここで終わる!
 俺の発明したこの悪男マシーンによってな!!」
そう言うと、悪男はどこかに向かった
正男
正男
「わ…悪男マシーン?」
浩二
浩二
「初めて聞く名前だね。」
ズシーン ズシーン
ズシーン ズシーン
正男たちの方へ地面を揺るがす何かの足音が響き渡り…その音はだんだん近づいてきた。
正男
正男
「な…なんだこのロボットは…。」
足音が止まった後…正男たちの目の前には巨大な黄色の鉄の塊の姿があった。
さらにそのロボットにはすでに何者かが搭乗していた。
???
「どーーーーーだ!驚いたか!!
 これが悪男ロボ初号機だ!!
浩二
浩二
「さっきと名前違うじゃん…。」
悪男
悪男
「ふはははは!弱音を吐くなら今のうちだぞ!??
???
「ふむふむなるほど…。」
悪男
悪男
「ん?誰の声だ?」
その声の主は正男だった。
正男
正男
「悪男にしてはよくできているロボットだよ。ただしかし!…
 俺たちはここで旅を終えるわけにはいかないんだ。
 なので…このロボットもろともお前を潰す!
悪男
悪男
「ははーん?俺に勝てるとでも?」
正男
正男
「そっちこそ!一度は負けたくせに…よっぽど自信があるんだな。」
悪男
悪男
「キーーーーーー!悔しい!
 まずはその減らず口を叩き潰してやる!たとえ元クラスメイトのお前だとしてもな!
カルラ
カルラ
「正男…本当に勝てるの?」
正男
正男
「心配しなくてもいい…俺はお前ら全員守って見せる!
 そして…無事にクッバ城へ向かう!
キノヒオ
キノヒオ
「分かりました…私たちは信じてます!正男さんのことを!」
正男
正男
「じゃあいいか、悪男…勝負だ!
悪男
悪男
「おう!望むところだぜ!
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